バーナム効果
心理学における「バーナム効果」とは?
バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧な表現を、自分だけに当てはまると勘違いしてしまう心理現象のことです。
バーナム効果は、1949年にアメリカの心理学者ポール・C・エディングスによって発見されました。
エディングスは、400人の学生を対象に、性格検査を実施しました。
性格検査の結果、エディングスは、学生一人ひとりに、個別の性格診断書を渡しました。
性格診断書には、学生一人ひとりの性格を具体的に記述した内容が書かれていました。
しかし、実は、性格診断書の内容は、すべて同じであり、誰にでも当てはまるような曖昧な表現で書かれていました。
ところが、学生たちは、性格診断書の内容を自分だけに当てはまると勘違いし、高い正確性があると評価しました。
エディングスは、この結果から、誰にでも当てはまるような曖昧な表現でも、自分だけに当てはまると勘違いしてしまう心理現象があることを発見しました。
バーナム効果は、占いやホロスコープ、性格診断など、様々な場面で利用されています。
占い師やカウンセラーなどは、バーナム効果を利用して、相談者に共感したり、信頼を得たりすることがあります。
また、マーケティングやセールスの分野でも、バーナム効果を利用して、顧客に商品やサービスをアピールすることがあります。
バーナム効果は、人間の心理を理解する上で重要な概念です。
バーナム効果を理解することで、自分や周りの人が情報にどのように反応するのかを理解することができます。
参考URL
バーナム効果とは?【効果をわかりやすく】具体例、活用方法 - カオナビ人事用語集
https://www.kaonavi.jp/dictionary/barnum-koka/
心理学用語集: バーナム効果
https://allabout.co.jp/gm/gc/455771/
その他
バーナム効果は、心理学だけでなく、マーケティング、セールス、コミュニケーションなど、様々な分野で研究されています。
バーナム効果を理解することは、自分自身や周りの人とより良い関係を築く上で役立ちます。